ライフ豊洲店 GPSデータで見る商圏と来店客の年齢性別と利用時間帯について
あっという間に12月ですね。こちらの記事では店舗の商圏や来店客の把握、またそれに関連するプロモーションなどをお仕事にされている方のための記事です。
今回は1回目、東京都の江東区豊洲にオープンしたスーパーマーケットチェーン、ライフのお店について、お店にはどこから人が来ているのか、来店しているお客さんはどのような性別・年齢の方なのかを掘り下げてみようと思います。
利用している手法は、GPSデータを使った分析。スマホの登録者情報から、そのお店に来た人がどの場所に住んでいるのか、どんな性年代の方なのかを把握することができます。最近取得しやすくなったデータですが、POSや会員データからだけでは把握しにくい来訪者情報をタイムリーに分析することができます。ではさっそく見ていきましょう。まずは店舗の情報と集計期間の要件です。
■店舗情報
店名:ライフ豊洲店 東京都江東区豊洲4丁目11−6(マップはこちら)
オープン日:2022/9/10(土)
分析集計期間:2022/9/10(土)~10/31(月)
お店に来ている人をヒートマップで見たものが下記の地図になります。日別、のべ人数で集計しています。
■集客エリア
【広域版】
【拡大版】
店舗近隣、豊洲の3-5丁目 駅の南側からの来訪と、橋を越えて南・南東側東雲・辰巳の方面からもお客様が来ていることが分かります。豊洲駅を利用している人が通勤通学などのついでに立ち寄っているような動きもあるのでしょうか。辰巳は古い団地が多いエリアですが、大きなスーパーはないので、豊洲まで足を向ける人も多いのかもしれません。
■来店客の属性
40代の来訪者が一番多い状況です。豊洲はここ20年で多くのタワーマンション、都心に勤める子育て世代が増えているエリアとなります。子育てファミリーに支持されている状況がありそうです。4-50代は男性も多い状況のようです。60代以降は古い団地などに住まわれている方々でしょうか。女性の割合が多いようですね。つぎに来店客層を時間帯別で見てみましょう。
■時間帯別の来店客数
【期間全体】
【平日のみ】
【祝休日】
期間全体では14時半、平日は日中午後には客数が一定で多い状況で一番多いのは18時ごろ。店舗の隣が小学校なので、お迎えの前後で買い物する人も多いのかもしれません。祝休日は14時半ごろがピークですが、平日・休日でもあまり大きな時間帯による来店者の時間の偏りはないようです。
ライフ豊洲店は、ニューファミリーが多く、どの時間帯でも客足が向いているお店となっているようです。実際にお店に見に行ったときも平日の16時ごろでしたが、店内に人が結構いる印象で、データでもそれが出ているように思います。
以上、GPSデータを使用した、店舗来訪者の分析でした。
オリコミサービスは、「ロケーションナビゲーター」というサービスのなかで、今回のようなGPSデータを活用した分析を提供しています。データ自体は「3日前」くらいまでのデータを参照・分析することができます。オープン間もないお店であっても、タイムリーにお店で起きていることを見える化することができます。
GPSデータだけではなく、居住者のデータやレシートのデータなどを活用して、さまざまな角度の分析をすることが可能です。販促や店舗開発などのお仕事をされている方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
ライフ豊洲店の分析のように、GPSデータを利用した分析事例を20個まとめたものを無料でダウンロードすることができます。下記リンクよりぜひダウンロードして参照してみてください。
今回のような分析は日本全国、スピーディーに、低コストで承ることが可能です。「不振なお店があるのだけど分析して課題設定をすることはできる?」「検討中の物件があるんだけど分析できるか」など、ご相談やご質問などありましたら、こちらからお気軽にお願いします。