「新聞折込チラシを見た人」と「WEB広告を見た人」の行動~"来店促進"への役割とは?
- 調査方法: インターネットリサーチ
- 調査対象: 一都三県(東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県)の20~69歳の男女、合計1,619サンプル
- 調査期間: 2024年6月14日~6月21日
新聞折込チラシを見たことがきっかけとなって「お店に行く」17.7%、WEB上の広告を見たことがきっかけとなって「商品・サービスについてネットなどで調べる」22.6%
新聞折込チラシの回答では、「折込チラシのお店に行く」が高く17.7%、WEB広告の回答では、「WEB上の広告で見たお店に行く」が10.6%となりました。WEB広告の回答では「商品・サービスについてネットなどで調べる」が22.6%と高い回答となりました。WEB広告を見たことがきっかけとなって調べると回答をしたうちの20.8%の人は「お店に行く」との回答をしており、WEB広告の場合は、「WEB広告を見たこと」が起点となり、「調べる」~「お店に行く」までの行動をみると折込チラシとは異なる「来店促進」への役割を果たしていることがわかります。
折込チラシの回答では、クーポンを利用するとの回答割合が高くなっています。また、チラシをあとでみるために机などに置いてくような行為(保存)は折込チラシを受け取ったあとに取られる特徴的な行動と言えます。WEB広告では、広告からそのまま商品・サービスを購入または利用することができるため、この点はチラシにはない特徴的な行動と言えます。折込チラシとWEB広告では、それぞれの影響する要素の中身に違いがあることがわかります。
新聞折込チラシの行動喚起、WEB広告の行動喚起について下記のような特徴、重なり合いも見えています。
実店舗への来店という行動に限ってみても、情報の届け方としては、折込チラシでも、WEB広告でも、それぞれに異なる強みと役割を持っており、これらを上手く組み合わせることで、行動をあと押しすることができるというのが今回の調査から得られた見解です。どちらかの手段だけでは届かない層が存在することが別の調査でも分かってきています。それぞれの特徴を踏まえて、使い分け/併用をすることでプロモーションを設計することが重要です。
新聞の折込チラシを見たことがきっかけになってした行動を新聞購読者のみでみると、48.7%が折込チラシのお店に行くことがあったと回答しています。やはり地元の情報が多く、信頼性が高いとされている新聞折込広告です。住んでいる近隣で何かしら興味をひく情報に接触すれば、「お店に行く」という行動は取られやすいことが分かります。
新聞購読者の61.3%は、「新聞折込チラシをほぼ毎日見る(45.3%)・まとめてみる(16.0%)」という回答でした。チラシを見る頻度としては、ほぼ毎日見る・まとめて見る人を合わせると61.3%でした。新聞のなかに入っている”広告”を能動的に見るという行動です。わざわざテレビCMだけを見る行動や、WEB上の広告を中心に見るような行動がそれほど高頻度で起こっていることは考えにくく、新聞を購読している方々の中に、習慣的に広告を見る行動として「折込チラシを見る」行動が生活の中に組み込まれていることが推測できます。
新聞折込チラシとWEB広告がそれぞれの強みを生かして来店促進に貢献していることが、今回の調査結果から明らかになりました。折込チラシは保存されやすく、地域に密着した信頼性の高い情報を提供し、WEB広告は即時性があり、消費者の購買行動を直接促します。これらの広告手法を効果的に組み合わせることで、広告効果を最大化し、実店舗への来店数を増やすことが可能です。
オリコミサービスでは折込チラシの効果向上、検証だけではなく、デジタルを活用した集客手段との併用で効果を高めるためのサービス提供について多くの引き合いをいただいております。お困りごとや課題をお持ちでしたら、お気軽にご相談くださいませ。