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2024年版Googleアナリティクス活用術と店舗ページ分析からおさえておきたいポイント

 

 

旧GA/UA(Universal Analytics/ユニバーサルアナリティクス)からGA4への移行設定も完了しGA4の利用についても定着しつつあるかと思います。GA4を利用するにあたって、UAとの違いや注意したい点や店舗毎のWEBページをもつホームページの分析などを解説していきます。

 

 
まず、注意したいのが、UAデータの閲覧・エクスポートが2024年7月までとリリースされております。しっかりとUAデータをエクスポートして保管しておきたいところです。データの構造上、単純にGA4とUAのデータを比較することはできませんが、念のため対応しておきましょう。
 
 
 

UAとGA4の構造上の違い

 

UAとGA4では、データ計測が異なります。UAはセッションベースでの計測でしたが、GA4はイベントベースでの計測となり、ページを伴わない計測(スクロールや動画視聴など)が簡単に計測可能になりました。また、指標の定義も異なるため、単純にUAとGA4データを比較することが難しくなっています。

 

UAでは、ウェブサイトはページで構成されていてページの閲覧というところからページの計測でしたが、GA4では、ユーザーのサイト内でのページスクロール、スワイプ、動画再生など様々な行動(イベント)を計測できるようになっています。UAとGA4ではデータの取得方法から変更となっています。
UAでは、PCでサイト閲覧・スマートフォンでアプリを閲覧という場合は、サイトとアプリは、別ユーザーとして計測されていましたが、GA4では同一ユーザーとして計測されるようになりました。
スマートフォンの普及に伴い、アプリの利用時間も増えたため、様々なビジネスで「スマホ+アプリ」が活用されているため、アプリ+ウェブプロパティという統合した考え方に基づいて計測方法が変化しています。
 
 

UAとGA4のセッション計測の違い

UAでは、30分以上操作されなかった場合や参照情報(ソース・メディア・キャンペーン・キーワード)が変わった場合、日付をまたいだ場合には、セッションがきれる仕組みになっていました。GA4では、30分以上何も操作がなかったときはセッションがきれますが、参照情報の変更や日をまたいだ場合ではセッションが切れないため、UAよりもGA4のセッションが少なくなる傾向があります。

 

GA4の“エンゲージメント”とは

GA4では、エンゲージメントという概念で「エンゲージメントのあったセッション数」「セッションあたりの平均エンゲージメント時間」「ユーザーエンゲージメント」などがあります。UAでは、LPの指標で“直帰率”が用いられており、1ページのみでの離脱が全て直帰とされていました。
GA4では、直帰率は「1-エンゲージメント率」とされています。GA4のエンゲージメントの定義「10秒以上の滞在」「2ページ以上の閲覧」「CVイベントの発生」のユーザー行動を判定して直帰率が算出されます。UAの直帰率とは別定義となっていますので、注意が必要となります。
ちなみにGA4の滞在時間やエンゲージメント時間は、ユーザーの視認可能な状態のみカウントされます。
そのためUAよりも計測時間が短くなる傾向があります。
GA4のエンゲージメントの定義をしっかりと理解することが重要となります。
 
 

何を分析したいのか目的を定める

UAでのレポートでは、既にメニューに「ユーザー」「集客」「行動」「コンバージョン」があり、カスタムレポートで設定したレポートでことが足りていた部分がありました。

GA4では、何を分析したいのか集計するだけなく、一歩進んだ分析・解析をするために自ら設定する「探索レポート」の機能が用意されています。目標到達プロセスや経路データ探索、セグメントの重複、コホートデータ検索、ユーザーのライフタイムなどは既にテンプレートが用意されています。
例えば、多店舗をもつビジネスでは、各店舗の特徴をデータから捉えることやページ内コンテンツの効果計測など数値管理と分析が可能です。
 
 
 

「Store Site Seeker」でより直感的にGA4を活用する

弊社では、店舗型のビジネスにおいて必要な情報を整理し、注目すべきポイントを明確にし、直感的にわかりやすく、必要なデータを表示、工数を少なく、ホームページの分析を行うことができる「Store Site Seeker」を提供しております。

Store Site Seeker 画面➀

3つの特徴
 
直感的なGA4データの表示
  店舗運営に必要なデータを特にわかりやすく、また引き出せる状態を生成
 

消費者行動分析
 訪問者がどのページをよく訪れるのかを明確にしてホームページの注力ポイントが明確化

効果的な戦略立案サポート
 販促に関連する数値(オンライン上のチラシ閲覧回数など)を指標化

 

サマリーボード

期間やページなどのカテゴリーでデータを分けて中身を見ていくことができます。期間全体の数値や日別の推移など、重要指標は一目で分かる形に、性別・年齢で、表やグラフで確認することができます。
また、ページタイトル毎のデータも一覧化します。
Store Site Seeker 画面➀
 
店舗ページデータ詳細ボード
店舗ごとのページのアクセス状況を性別・年齢・デバイス別で見ることができます。
 
 
性別・年齢・デバイス別マトリクスボード
性別・年齢別にマトリクスで新規ユーザー率やエンゲージメント率を見ることができます。
 
 
参照元・ランディングページボード
 ホームページへのアクセス時の参照元とランディングページの状況を見ることができます。
 
 
曜日別・時間帯別ボード
曜日別・時間帯別のアクセス状況を見ることができます。
 
 
 

GA4でおさえたいポイント

素材Store Sight Looker

<顧客の行動を理解する>
ホームページを訪れた人の行動を理解し、オンラインでのコミュニケーション状況を把握する
・どのページを、どのくらい見ているか
・どの項目をクリックしているか

・etc...

<“接客”に活用する>
顧客が求める情報にアクセスしやすいよう、ホームページの構成を検討・改善する。

また、顧客の行動をもとに、注力すべきコンテンツを見定める

<特集コンテンツの検証>
どういった経路でたどり着いているのか
どのようなコンテンツがよく見られているか
どのようなユーザーが見ているのか
 
<店舗ページの閲覧>
どの店舗が、どのくらい見られているのか
オンラインチラシの店舗別/日別の閲覧
 
<公式SNSへの遷移・流入>
SNSへの店舗別/日別の遷移
SNSからの流入
 
 
どんなデータがあるか
 
UAからGA4に移行が完了して、画面の違いや指標設定などわかりにくさやネガティブな意識に繋がってしまうこともあります。ホームページで何が起きているかを負担なく把握できる状態をつくることもできます。
ホームページ運営の課題の解消や消費者の真のニーズに応える戦略を展開したいとお考えの方、GA4の活用の方向性からデータの活用方法などお気軽にご相談下さい!