インターネット・スマートフォンの普及にともなって、集客施策にアプリを活用している企業が多くあります。全年代で情報源としての重要度が高いスマートフォンを販促に活用することは、集客施策や購買促進に効果的といえます。アプリを更に効果的に販促に活用するためには、多くのお客様にダウンロードしていただき、アプリを利用してもらえるかが重要となります。販促施策でアプリを活用しているけれど、最近ダウンロード数が伸びない・アプリ内の行動が下がっている等の課題やお悩みをお持ちの企業様もいらっしゃるかと思います。
本記事では、アプリのダウンロードを促進させるGoogle広告とYahoo!広告のアプリ広告について解説していきます。
情報源としてのインターネット・スマートフォン上でダウンロードを促進させるための施策
Google と Verto Analytics が実施した過去調査で、アプリダウンロードの63%はオンライン上でアプリの存在を知ることによって、ダウンロードされており、そのうちの83%が、広告経由でアプリがダウンロードさていると公開されています。
また、総務省の調査報告書によると各情報メディアの利用時間の調査では、10代から40代まで「ネット利用時間」が一番多く、インターネット利用状況をみると13歳~59歳で9割を超えて、インターネット利用機器はスマートフォンがパソコンを上回っています。
このようなインターネットの利用状況の中で、オンライン上で最大数リーチできる手段として、Google広告やYahoo!広告の中にアプリプロモーションのための広告メニューがあります。
アプリプロモーションのための「Google広告」「Yahoo!広告」
◆Google広告「アプリインストール広告」
Google広告には、アプリの認知拡大・インストールの促進をGoogleの様々な広告枠へ効率的に広告配信を行うことができる「アプリインストール広告」があります。
広告枠
1. 検索ネットワーク(Google検索・Google検索パートナー)
2. Google Playの検索結果、関連アプリセクション
3. ディスプレイネットワーク(Gmail、その他WEB上のサイトなど)
4. Youtube(Youtubeの関連するページやコンテンツ)
配信設定
都道府県単位・市区町村単位・任意地点半径設定可能。
施策効果(目標設定)
アプリインストール
目標のインストール単価が設定可能(他施策との兼ね合いで設定することができます。)
※インストール数の最大化を目標にすることも可能。
この他に「既存ユーザーにアプリ内行動を促す」「アプリリリース前の新規ユーザーにアプリの事前登録をしてもらう」の2つの目標設定も可能です。
特徴
✅リーチ
Google の全広告ソリューションに含まれる主要な機能です。Google アプリ キャンペーンを利用すれば、Google 検索、Google Play、YouTube、Discover などの専用広告枠と Google のネットワーク内の 300 万を超えるサイトおよびアプリで、簡単にアプリをプロモーションできます。
✅関連性
かつてないほどの情報量に基づいて、関連性の高い広告をユーザーに表示できます。年齢や性別などの従来のシグナルも含めて3 億種類を超える組み合わせが可能なシグナルによって、適切な広告を適切なユーザーに表示することが可能です。
✅シンプルさ
数行のテキストを用意するだけで、アプリにあったシンプルに広告アセットが適用され、最適な広告を適切なタイミングで配信するために複数の組み合わせがシステムによって実現されます。
◆Yahoo!広告「アプリダウンロードキャンペーン」「アプリ訴求広告」
通常のYahoo!広告と同様の検索広告とディスプレイ広告でアプリインストールを促進することを目的とした広告を配信することが可能です。検索広告が「アプリダウンロードキャンペーン」、ディスプレイ広告が「アプリ訴求」となります。
広告枠
アプリダウンロードキャンペーン(検索広告)
1.Yahoo!検索広告枠
アプリ訴求広告(ディスプレイ広告)
1.Yahoo! JAPAN の各ページ
2.Yahoo! JAPAN と契約している提携パートナー
配信設定
アプリダウンロードキャンペーン(検索広告)
・サイトリターゲティング
オーディエンスリストを活用して、自社サイト訪問ユーザーが検索したときに広告表示
アプリ訴求広告(ディスプレイ広告)
・デバイス
・性別
・年齢
・曜日・時間帯
・プレイスメント
・コンテンツキーワード
・サイトカテゴリー
地域
都道府県単位・市区町村単位・任意地点半径設定(検索広告は半径設定不可)
施策効果(目標設定)
アプリインストール
インストール数を最大化するように配信を最適化
※tCPAを設定して、インストール数を最大化するように最適化することも可能。
特徴
✅検索広告のキーワードを指定することが可能。
✅インストールの可能性が高いキーワードの設定や入札単価調整など、キーワード毎の調整によって戦略的に広告を配信することが可能。
✅通常のYahoo!広告と同じターゲティング設定が可能。
Google広告とYahoo!広告どちらを活用するべきか
Google・Yahoo!ともにリーチに関しては、検索広告でみるとGoogleが8割近い検索エンジンシェアを誇っています。
ディスプレイ広告の広告枠でみるとGoogle広告は、YoutubeをはじめGoogle関連プロダクトと幅広いネットワークに広告配信することが可能です。また、機械学習よる自動最適化
で広告配信することが可能な為、広告アセットのA/BテストやtCPAの改善など
一方のYahoo!広告も日本国内のネットユーザーのうち8割以上のスマホユーザーにリーチすることができるYahoo!JAPANとLINEの一部にも広告配信が可能です。また、Yahoo!広告では、Google広告とは異なり、細かなターゲティングも通常のYahoo!広告と同様に設定することが可能です。
Google広告とYahoo!広告どちらがよいかは、現状のWEBサイトデータや実施エリアの状況などを考慮して判断するべきです。
おわりに
Google広告とYahoo!広告ともにアプリプロモーション用の広告メニューがあります。両方での実施がアプリプロモーションとしては、最良ですが、現状の状況を踏まえながら、どちらを利用するか選ぶべきです。
弊社では、WEBサイトの分析から店舗分析、広告実施のプランニングのサポートさせて頂きます。流通企業様のアプリプロモーションの事例もございます。アプリ内行動を活性化させるためのご提案もさせて頂きます。どんなお悩みでも、まずはお気軽にご相談くださいませ。