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2023年版 Googleビジネスプロフィールとは?

作成者: 大住 浩章|2023/12/15 9:06:52

スマートフォンの普及によって、誰でも簡単に知りたい時に知りたい情報が得られやすい環境になりました。便利さの中には、膨大な情報に溢れているため、知りたい情報を見つけられない、情報の確度が低い等々の別の側面での不便さもあります。久しぶりに行くお店や新しいお店、詳細な場所が不明なお店など、お店に向かう前にWEBで検索して、お店の場所や営業時間を調べるユーザーも増えています。

本記事で説明しますGoogleビジネスプロフィール」は、お店やサービスが検索された際に目につく場所に店舗情報を管理、知らせたい情報を簡単に掲載できるGoogleの無料のツールですGoogleビジネスプロフィール」を既に活用されている方もそうでない方もあらためて、どんなことができるツールなのか、まだ活用していない・できていない機能があるか確認の意味でもご覧頂ければと思います。また、Googleビジネスプロフィールと相乗効果が期待できるGoogle広告のP-MAX for store goals」についても説明しております。

Googleビジネスプロフィールとは?(旧Googleマイビジネス)

Google検索の検索結果やGoogleマップ上に表示される店舗の営業時間や電話番号などのビジネス情報(プロフィール)を管理・運用することができるGoogleの無料ツールです。Googleビジネスプロフィールは、既にGoogleによって、自動収集された情報を元に作成されている場合があります。掲載されている情報が、ユーザーからの投稿によって生成された誤った情報や古い情報が自動収集され、掲載されている場合もあるため、ビジネスオーナーの確認申請を行い、正しい情報での運用管理が必要です。

オーナー確認の方法は、Googleビジネスプロフィールのヘルプページからご確認頂けます。
Google でのビジネスの確認 - Google ビジネス プロフィール ヘルプ
 
Googleビジネスプロフィールに掲載できる情報項目は、営業日や営業時間、ホームページ、電話番号、地域(住所やサービス提供エリアなど)を公開できるようになっています。年末年始などイレギュラーな営業時間になってしまう場合も情報を更新できるようになっています。
また、写真やキャンペーン情報などを投稿できるようになっていますので、商品写真や店頭POPなどユーザーを惹きつけるコンテンツや有益な情報を掲載することで、店舗への来店やホームページのアクセスにつながる可能性があります。
 
 

Googleビジネスプロフィールでできること

 

1.ローカル検索をする際に検索結果の上部に表示される(ローカル検索・MEO対策)

Googleビジネスプロフィールは、ローカル検索を行った際、検索時の位置情報や検索ワードとの関連性が高い順に表示される仕組みになっています。Googleビジネスプロフィールに登録して、情報の充実化をはかるとローカル検索の結果にGoogleビジネスプロフィールが上位表示される可能性が高まり、検索ユーザーに店舗を知ってもらうきっかけとなります。

ローカル検索とは、例)自宅で「近くのスーパー」や外出先で「●●駅 ランチ」など、特定地域や場所に関連する検索ワードで検索することを指します。
ローカル検索での検索結果の表示順は、キーワードとの関連性検索している地点からの距離ビジネスの知名度の3要素をもとに表示順が決定されると言われています。

知名度については、Googleビジネスプロフィールのクチコミ・レビュー数や検索状況も加味されるといわれています。

2.店舗やホームページへの集客効果を期待できる
Googleビジネスプロフィールは、無料で活用することができ、検索結果やGoogleマップの両方で、店舗のプロフィールが表示されることで、店舗を探しているユーザーに見つけてもらう機会を創出し、来店機会を生み出します。
 
3.最新情報や正確な情報を伝えることができる

新商品の情報やサービス、キャンペーン、セール情報などの最新情報を簡単に掲載することができ、イレギュラーな営業時間なども最新情報を正確に最新情報を伝えることができます。定期的に投稿することで、店舗を探しているユーザーの来店動機にもつながります。

4.写真や動画を掲載できる

商品やサービス、店舗などの写真と動画を掲載することができ、文字だけでは伝わりづらい情報を写真で掲載することで、ユーザーに商品の印象やお店をイメージしてもらう機会となります。キャンペーンや新商品の写真を積極的に掲載することで、来店のきっかけとなります。また、30秒までの動画を掲載することもできるため、SNS用に作った動画をGoogleビジネスプロフィールに掲載することもできます。

5.クチコミ機能を活用することができる

誰にでも投稿することができる口コミ・レビュー機能があり、口コミに対して、返信することができ、ユーザーとのコミュニケーションがはかれます。口コミをお客様の声として、サービス改善や商品開発に活かすこともできます。

6.リアルタイムのチャット機能

ユーザーは、Googleビジネスプロフィールからリアルタイムでオーナーにメッセージを送信することができ、そのメッセージへ返信することで、ユーザーとコミュニケーションを図ることができるため、ユーザーとの良好な関係を構築することも可能です。ユーザーへのメッセージに対して、自動応答のメッセージをカスタマイズできます。

7.インサイト分析ができる

Googleビジネスプロフィールにはインサイト機能がついているため、検索数や閲覧数、電話やルート検索などユーザーが起こしたアクション数の分析を行うことができます。

 

 Googleビジネスプロフィールのインサイトの見方

Googleビジネスプロフィールのインサイトデータは、店舗について、どのくらい検索されて、見られているか、検索した人がどんな行動に移したか、ビジネスプロフィールを通した解析データになります。このデータは、現状の把握はもちろん、施策立案から効果検証まで活用できます。

インサイトのデータは、GoogleマップやGoogle検索での検索数や、検索表示された後のユーザー行動(ルート検索や電話)を起こしたアクション数などを見ることができます。
 
 

インサイトデータの活用方法

・直接間接/ブランドの検索数と検索語句

直接検索・・・店舗名などの自社固有の直接的なキーワードで検索された回数
間接検索・・・「エリア+業種」(例:銀座 スーパー)などの検索語句で表示された回数
ブランド名検索・・・ブランド名で検索されて表示された回数
検索語句・・・検索された際のキーワード
 
検索のされ方によって、どのようなGoogleビジネスプロフィールの運用をしていかなければならないかの指標にもなります。検索需要を把握してのMD施策や投稿や画像でアピールしていく対策などが考えられます。
 
・アクション数
アクション数は、ルート検索・WEBサイトアクセス・電話・メッセージの数値があり、
その中で、ルート検索が多い場合は、立地の認識がされていない、WEBサイトへのアクセスが多い場合は、
Googleビジネスプロフィールの情報が足りない、もっと詳細情報が知りたいなどユーザーニーズを捕捉することができます。
 

Googleビジネスプロフィールをより効果的に活用する方法

Googleビジネスプロフィールは既に多くの企業や店舗で活用されています。
効果的に活用するためには、検索された際に上位に表示される必要があります。Googleの公式ヘルプページでは、上位表示されるための要素は、「関連性」「距離」「知名度」だと発表されています。
「関連性」は、検索語句が、Googleビジネスプロフィールの登録内容と関連・一致しているときに上位表示の可能性が高くなります。
そのためプロフィールに登録している情報(店名・住所・電話番号・商品・サービスやキャンペーン情報など)を正確に整備して、検索される際に好影響を与えられるように運用していくことが必要です。
「距離」は、検索時のユーザー位置情報とお店の距離、検索ワードに地域名が指定されている場合、どちらも距離が近い方がより上位に表示されます。店舗住所の正確な登録が求められます。
「知名度」は、オンライン・オフライン問わずどれだけ知られているか、有名な店舗やオンライン上で店舗に関する情報が多い場合、評価が高くなり、上位に表示される確率が高くなります。ユーザーからの認知度やクチコミの評価数なども含めれるため、ユーザーが満足する商品やサービスを提供することはもちろんですが、ビジネスプロフィールに魅力的な写真を掲載して、プロフィールを充実させることも必要です。ユーザーから写真投稿も可能なため、ユーザーに投稿してもらえるようなキャンペーンを展開することで、写真投稿から口コミに広がる期待もできます。
 

 

GoogleビジネスプロフィールとGoogle広告「P-MAX for store goals」について

P-MAX for store goals」は、Google広告のなかでも「店舗来店」をマーケティング目的とした店舗集客に特化したキャンペーンで、Google広告のあらゆる広告配信面にGoogleAIテクノロジーによって、検索・GmailYouTube・ディスプレイ・Googleマップなどの広告枠に適切なタイミングで、最適化された広告配信が行われますGoogleビジネスプロフィールが広告として表示される場合や広告にリンクされる場合もあるため、ビジネスプロフィールを万全に整えた状態で、「P-MAX for store goals」を展開すると広告効果が高まります。

P-MAXキャンペーンの運用については、GoogleAIテクノロジーによって広告運用の最適化処理が行われますが、目標設定などの初期の設定や運用途中のチェックについては、運用のスキルと知見が必要となります。弊社では、これまでのP-MAXキャンペーンの実績がございますので、 知見をいかしたプランニングと広告運用が可能でございます。

弊社では、Google広告のすべての運用広告の認定資格を保有しており、2023 Premier Partner です。
Premier Partner とは、毎年、参加代理店の上位 3% に付与される、Google Partners プログラムで最上位のステータスです。

Google広告をはじめ、ウェブ広告のプランニング段階からGISなどのマーケティングツールを用いた配信設定のご提案などもあわせてサポートさせていただいております。各種の事例もございますので、ご相談レベルでも構いませんので、お気軽にお問い合わせください。

 参考:デジタル広告の店舗別予算と販促を最適化するサービス「フリワケ」とは?