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折込チラシは一般的にどのサイズがいいのか~業種別のサイズ傾向と注目率の違い~

 折込チラシの配布を考えるときには、内容、時期、部数、エリアの他に、サイズも重要になってきます。こちらの記事では、サイズについてのご説明と、業種別のサイズ傾向。またサイズによって、効果がどのように変わってくるのか、弊社が過去実施していた折込広告効果測定の数値を元に、サイズによる効果の違いについてご説明したいと思います。

 折込チラシを配布する手順、料金やその手続きについては、コチラ(参考記事:折込チラシを配布する手順、料金やその手続きについて)  をご覧ください。

 折込チラシのサイズについて

 折込チラシはBサイズの規格のチラシが多くなっています。新聞折込広告は、新聞に挟んで届けるものであるためで、新聞紙の規格が1ページあたりのサイズがB3サイズであることに起因しています。また、その新聞を半分に折ったところにチラシを届けるので、B4サイズのおさまりがもっともよく、今日でも 一般的にはB4サイズのチラシがもっとも活用されています 

チラシのサイズについての

 各チラシのサイズは下記のようになっています。用紙のサイズと、印刷ができる部分のデザイン面。印刷面の周りに白い余白が付いた状態の袋断裁と、四隅のトンボに合わせて、周囲の余白をカットした化粧断裁。内容によって使い分けをします。

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 なお、B3サイズのチラシであれば1回折ってB4が4ページの状態。B2サイズであれば、一回折ってB3サイズに。さらにもう一回折って、仕上がりがB4サイズになっている必要があります。折込広告でもっとも利用されているサイズはB4サイズであり、先ず折込広告を実施を検討されている方には、B4サイズをオススメしています。

 

 サイズによって、折込チラシの配布料金はどう変わるか

 初めて折込広告を実施する場合、B4サイズをおすすめしている理由は2つあります。

 1つ目は配布の料金です。折込チラシの配布料金は、サイズが大きいほど単価が高くなります。例えば東京23区で配布する場合、B4サイズであれば、1枚あたり3.4円。B3サイズは4.6円といった具合です。初めての場合は、まず折込広告という手段が有効か、そうではないのか、効果を検証しなければいけないところがあります。コストが安い、小さいサイズの配布から行うことを推奨しています。

 2つ目は掲載できる情報量です。チラシの場合、B4サイズの表裏(B4+B4)でも十分な表現をすることができます。サイズの大きさでインパクトを出したり、品揃えを示すために、多くの商品掲載をするためにサイズを大きくした方が良い場合ももちろんありますが、初めてチラシを実施するような場合には、情報を精査して、絞り込んでB4サイズに収まるように届ける内容を考えてみることをオススメします。

 コスト的にも負担が少なく、かつ届けたい情報は十分収まるB4サイズでの配布から考えてみて下さい。

 

 業種別のサイズ傾向 ~スーパー・外食・教育・通信販売~

 実際に各家庭に配布されているチラシのサイズはどのようになっているでしょうか。2018年のユニクロのチラシの年間の統計を見てみたところ、首都圏で確認できた2,283枚のチラシの内訳はB4が30%。B3が60%。B2が10%でした。大量に出稿しているユニクロさんですから、新聞を取っている方は目にしたことがある方が多いと思います。掲載の内容や、日程によって、とてもうまくチラシを使っている企業のひとつです。

 ユニクロは大手衣料の企業ですが、スーパー(小型)、外食(ファミリーレストラン)、教育(塾・予備校)、通信販売全般ではどうでしょうか。2018年の首都圏での数値をまとめてみると下のグラフのような比率になりました。

業種別チラシのサイズのグラフ2019

 小型スーパーだと、B4が約4割、B3が6割、まれにB2サイズがあるようです。これが大型のスーパーとなると、サイズの比率が変わってきます。塾のチラシは多くがB4サイズ。2月の繁忙期になると、出稿が集中するためそこで目立つため、また実績を多く掲載するためにB3サイズのチラシが増える傾向にあります。ファミレスもB4サイズが多く活用されています。通信販売については、ジャパネットのような総合通販も、世田谷自然食品のような単品通販のチラシも含んでの集計です。毎年この傾向は大きく変わることはありませんが、それぞれの企業がチラシをそのサイズにしているところには、すべて理由があります。あなたのビジネスに適合したサイズがありますので、ぜひご相談をいただけたらと思います。

 はじめにもご案内した通り、サイズの他に時期(タイミング)も重要な要素になりますが、曜日についての情報はこちらの記事をご参考にしていただけたらと思います。

参考記事:折込チラシはどの曜日に入れたらいい?~最新データによる業種別の傾向~

 

 サイズによって効果はどのように変わるのか

 チラシを配布するのに、サイズが大きくなるほど配布の料金(もちろん紙の費用も、印刷の費用も)高くなることことはお伝えしました。効果が上がるなら、大きなチラシサイズでの配布も検討したいところです。

 ただ、なかなか実際の反響の数や率をお伝えするのは難しいのですが、参考になる数字として私たちが行っていた「新聞折込広告効果測定」の結果がありますので一部を共有します。この効果測定は、新聞を購読シている人に日記式留置調査/自記入式で、チラシをどのように見ているかのアンケートをとった大規模調査です。

 新聞折込で配布されたチラシについて、注目率(見たか)・精読率(よく読んだか)・行動率(行動したか)をサイズによってどうだったかをまとめた項目があります。

新聞折込広告効果測定の用語解説

 チラシのサイズ別の注目率精読率行動率は下記のグラフのようになっています。

新聞折込広告効果測定サイズ別の効果

 サイズ別に見てみると、サイズが大きいほど見られ、よく読まれ、行動にも至っていることが分かります。(数値上行動率で見ればB2サイズはB4サイズの約3倍の行動率になっていますね。)チラシを使っていくなかでは、サイズを固定せずに、役割や効果を考えながらサイズも使い分けをしていくことが重要です。

 以上、チラシのサイズについて、データを中心にご紹介しました。サイズだけではなく、業種や日付による違いもデータがございます。折込チラシをこれから取り組む方、取り組んではいるけれど、戦略やポートフォリオを組んでいる方も、お気軽に私たちにご相談いただけたらと思います。

 

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